ユニセフマンスリーサポートの特徴やメリットについて
国連児童基金のユニセフが提供するユニセフマンスリーサポートは、世界の子供達の支援を目的に設けられている仕組みです。
名前の通り毎月継続して支援を行うのが特徴で、集められた寄付金は世界の約190ヵ国を対象に、様々な用途に活用されるのが特徴です。
目次
ユニセフマンスリーサポートの標準的な募金額は毎月3,000円
用途は限定されず支援先は選べないことから、ユニセフに一任する形で寄付を行うことになります。
しかし、保健のレベルの向上や栄養不足の解消、水道設備の充実に衛生状態の改善など、ポジティブな支援に役立てるのは確かです。
更に教育の機会を与えたり暴力、搾取から子供を守れますし、感染症の治療や予防にも貢献できるので、寄付を検討してみる価値はあるといえます。
紛争や災害の緊急支援にも寄付金が活用されているので、金額が例え少額でも確かに困っている子供の助けになります。
月々2,000円の支援で800袋近い栄養治療食が調達できる
寄付はあくまでも行う本人の意思によるものですから、ユニセフに強制的に決められるようなことはあり得ないです。
むしろ提供される現状や寄付の有効活用の情報に目を通すことで、支援する重要性が分かったり、自身にできることが見えてくるはずです。
例えば月々2,000円の支援で800袋近い栄養治療食が調達できたり、3,000円にすると250回分以上の予防接種ワクチンが賄えることが分かります。
4,000円で貯水容器が300個以上、5,000円で300人分もの学用品が買えるので、どの金額でも色々な形で助けになるわけです。
支払いはクレジットカードと口座振替の2種類
ユニセフマンスリーサポートの支払いはクレジットカードと口座振替の2種類で、コンビニ払いなどには非対応です。
理由は毎月一定額を寄付する仕組みの性質にあって、一度限りの支払い方法では継続的な寄付ができないからです。
勿論、ユニセフは都度寄付の募金も行っていますから、継続的な支援は難しくても、経済的に余裕がある時に寄付できます。
この継続的な支援は日本だと1994年頃から始まっていて、世界的にも同様の仕組みが用意されています。
何度も手続きをする手間が省けますし、一度申し込みを行えば停止を申し出るまで寄付が続きます。
ちなみに寄付は税控除の対象なので、子供達の支援ができる上に所得税の節約にもなるのでお得です。
確定申告によって還付が受けられる
源泉徴収を受けている人であれば、確定申告によって還付が受けられます。
税控除はメリットの1つですが、ユニセフマンスリーサポートには参加特典がもらえるメリットもあります。
寄付を申し込むと、ガイドブックなどがセットになったウェルカムキットが手元に届きます。
加えて年4回、広報誌のユニセフニュースが提供されますから、定期的に活動内容を確認するのに役立ちます。
希望を行えば協会発行の資料が無料で受け取れるので、こちらも参加特典の1つだといえるでしょう。
記録として重要な領収書は年1回、1年分をまとめて受け取ることができます。
企業や法人に団体名義でも支援を申し出ることが可能
ユニセフマンスリーサポートは個人に限らず、企業や法人に団体名義でも支援を申し出ることが可能です。
金額の上限は特に設けられていませんし、寄付金はいくらあっても困りませんから、無理なく支援できる範囲で申し込むのが得策です。
1人1人の力は小さくても、支援者が増えていけば寄付額は大きくなりますし、それがやがて支援の拡大に結びつきます。
どの国や地域を対象とするか、使い道についても決める必要がない
ユニセフマンスリーサポートの良いところは、どの国や地域を対象とするか、使い道についても決める必要がないことです。
本当に支援を必要とする相手に対し、ユニセフにより集められたお金が割り振られますから、無駄なく効率的に使ってもらえる期待が持てます。
支援の対象国が約190ヵ国もあることを考えると、日本のように恵まれている国は限られることが改めて理解できます。
食事や寝る場所にも困らず、蛇口をひねれば透明で衛生的な水が出る国は、実は非常に限定的です。
日本は世界的に見てもかなり恵まれている国
日本にも社会的な問題や解決すべき課題はありますが、それでも飢餓や教育が受けられないなどのニュースが流れるケースは稀です。
医療も行き届いていますし、暴力や搾取に対抗する社会的な仕組みが確立され機能していますから、やはり日本は世界的に見てもかなり恵まれている国です。
経済的な余裕があって、お金の使い道を考えることができる人は、困っている人を助けるという選択肢が選べます。
選ぶかどうかは本人の考え次第ですが、自由に使えるお金を寄付して役立てられることは、本当にとても大きな力となります。
力の使い道は自由で、どれくらい他人に使って与えるかも自由ですから、後は意味を考えて支援するかどうかの結論を出すのみです。
まとめ
栄養や水の心配がなくなるだけで、子供達は活力や希望が得られますし、教育が受けられれば国の将来を支える人材に成長します。
簡単かつ継続的に、しかも少額でも大きな力になる寄付の仕組みですから、活用を検討しない手はないでしょう。
最終更新日 2025年7月28日 by koseyy