木の家で暮らす
⒈木の家の魅力を考える
その昔、日本の住宅はすべて木の家でした。
ですが最近では海外から入ってきた鉄骨造に押されているのが現状です。
軽量鉄骨であったり重量鉄骨、マンションやビルなど大きく高い建物は鉄筋コンクリート造とどんどん鉄骨で作られた建物が増えてきているのです。
木造の方はというとその価値は下がってきています。
耐震性が低いし火災に弱い、シロアリにやられて柱の内側からダメになってしまうといったデメリットばかりが目に付くからです。
でも木の家は飛鳥・奈良時代からずっと造られてきて、梅雨が多く地震が多いという日本の気候や風土に合わせて改善が繰り返されてきているのです。
一方の鉄骨は1950年頃からと歴史の浅いものですから、もう一度木の良さを見直してみてもよいのではないでしょうか。
実際に地震で倒壊したという木造住宅のほとんどは1981年の耐震基準改正よりも前に作られてものばかりです。
居間は木造建築の技術自体も大きく進歩してきていますし地震についての研究もなされています。
悪徳商売の業者を選ばなければ、木造だから危険という認識は捨ててしまった方が良いでしょう。
大昔に建てられた建築物でもきちんと作られていれば今もなお地震やシロアリに負けることなく生き残っているのです。
それに、火災が起きれば鉄骨住宅であろうが壁紙や家具などの燃えやすいものから燃えていくのです。
建物が崩壊せずとも、一酸化炭素が充満して中毒症状で人は亡くなります。
その時に鉄骨で作られた骨組みが残っていたからといってメリットとは言い切れないはずです。
⒉木造でシロアリ対策を考えた家を建てた方が良い
鉄骨の家だとシロアリ対策は不要ですと営業マンに言われてその気になったのではないでしょうか。
でもたとえ鉄骨住宅でもシロアリは発生します。
壁紙や石膏ボードなどその他の部分に食べられるところがいくらでもあるからです。
それならロイヤルウッドなどで始めから木造でシロアリ対策を考えた家を建てた方が良いでしょう。
木の家を考える方の中には、鉄骨造にするとお金がかかるからという方がいます。
その一方で国産材を使用するのであれば木造だってお金がかかってしまうという考えもあるでしょう。
その根底にあるのが「国産材の方が日本の風土にあっているからこちらを使うべき」という思想です。
国産材として有名なのがスギやヒノキなどの材ですが、ベイスギやベイヒ・ベイツガベイマツなど同じ針葉樹林の北米産材もいくつもあり、材質も外観も似ている部分が多いのです。
日本の風土に合っているというよりも、日本人が身近にあった木の材質を日本の自然風土に合わせてやることで上手に使ってきたというだけのこと、建築用材として機能を十分に果たせるだけの性質・性能を持っていれば国産材だから・外国産材だからという優劣はないのです。
⒊木だからこそのメリットというのがたくさんある
木造住宅だと安上がりということが分かれば、そちらを選択肢として選ぶ方も増えるのではないでしょうか。
それに木材は構造材としてだけでなく、日本では和室の大黒柱など装飾性を求めることも多いのですが、それに耐えうるだけの太さのある木を国内で用意することが難しくなった今、それに似せた外国の木を代用するケースは多々あるのです。
それでも十分に木の温かみや模様の美しさを得ることはできます。
鉄骨造の家が多くなっても、どんなに国産材が高くとも木の家自体は無くなる事はありませんでした。
なぜならそれは、木だからこそのメリットというのがたくさんあるからです。
その毒問うな香りは「フィトンチッド」という成分が関係するのですが、森林浴をしているようで心が落ち着きます。
この成分には殺菌や消臭作用もあります。
アトピー性皮膚炎や気管支喘息を持つ子どもがいる家で木造を希望するケースもよくあります。
それは、部屋の湿気を調整してくれることからダニやカビなど原因となるものが発生しにくくなるからです。
調湿効果のおかげで梅雨時期でも快適です。
⒋ロイヤルウッドが語る木の家の魅力とは?
断熱や保湿効果もあり、暑さや寒さが和らぎます。
木には紫外線吸収効果もあり、光の反射を抑えてくれるため目も疲れにくいのです。
こだわりの家は子どもにはもったいなさ過ぎると思われるかもしれませんがそんなことはありません。
程よい弾力性があるので子どもがこけても、そのショックを和らげてくれます。
あなたが年を取った時にもそのクッション性が助けてくれることもあるでしょう。
不快音吸収効果もあり余分な音は吸い込んでくれるので、子どもたちが起こす雑音は無くなり音色が美しく、まろやかに響いてくることでしょう。
終の棲家をというのではなく、ぜひ子育てのための家として木の家を考えてみてはいかがでしょうか。
何百年もの我々は木の家に守られて生きてきました。
大切な家族を守るためにと鉄骨造を考えた方、その考え方は誤っているかもしれません。
もう一度木の良さを思い出してみましょう。
これから何十年と住み続けることになる我が家ですから、なんとなく持っていた知識だけで鵜呑みにするのはやめた方が良いのではないですか。
最終更新日 2025年7月28日 by koseyy