日本ユニセフ協会とは?

世界の中では、貧困や戦争などの様々な問題が起こっています。

特に子どもたちはこれらの問題に巻き込まれることが多く、辛い思いをしている人たちも少なくありません。

そんな子どもたちの手助けや支援を行っているのが、ユニセフ協会です。

 

⒈子どもの命や権利を守るための活動をしている

正式名称は「国際連合児童基金」と言い、国連の下部機構として活動しています。

民間からの募金を推進するための団体で、世界34カ国にユニセフ協会があります。

日本には日本ユニセフ協会があり、子どもの命や権利を守るための活動をしているのが特徴です。

活動がスタートしたのは第二次世界大戦のあとで、戦争に巻き込まれて困窮している子どもたちの救援をしました。

その後は発展途上国の子どもの長期的なサポートや、支援を必要としているエリアの自立を手助けしています。

 

⒉日本ユニセフ協会の活動分野

ユニセフ協会で行われている活動分野には保健やエイズ問題の解決、衛生や水問題、栄養や教育などがあります。

保健の分野では幼いときに命を落としてしまう子どもを少なくするために、乳幼児の段階から必要なケアを提供している団体です。

予防接種の普及や安全な水の確保、母乳育児の指導や衛生環境の整備です。

栄養指導も行い、子どもが安心して暮らせるようにサポートしています。

エイズ問題でな治療や感染予防の研究、青少年に対しての指導などをして、エイズに感染していない世代の誕生を目指しています。

さらに、2030年にはエイズの流行を抑えようと奮闘してるのです。

 

⒊衛生習慣を定着させることもユニセフ協会の大切な仕事

衛生や水の問題も重要な取り組みの一つで、子どもたちが成長するために欠かせない水と衛生環境の確保に奮闘しています。

汚れた水を飲んでしまったり、劣悪な環境で暮らすことで病気を引き起こしたりしないように給水設備の設置やトイレの建設も必須です。

石鹸を使っての手洗いなど、衛生習慣を定着させることもユニセフ協会の大切な仕事です。

子どもの栄養不足は世界中で問題になっていて、支援物資を届けたり栄養指導を頻繁に行っています。

教育も格差をなくすために欠かせないもので、子どもたちが必要な教育が受けられるように学校の設置や教材の提供も大事な業務です。

 

⒋募金活動や広報活動、アドボカシー活動が主な役割

日本ユニセフ協会は支部の一つで、活動を支える存在としての役割を果たしています。

募金活動や広報活動、アドボカシー活動が主な役割です。

 

●募金活動

ユニセフ協会は国連からの金銭的な援助は受けていないので、民間から募金を集めて活動資金にしています。

活動内容を幅広く伝えて、活動に必要なお金を集めているのです。

また定期的にボランティアの募集もして、活動の範囲を広げているのが特徴的です。

 

●広報活動

広報活動では世界中にユニセフ協会の存在や世界の状況、活動を知って貰うために出版物の販売やSNS、動画配信やCMなどで宣伝をしています。

 

●アドボカシー活動

アドボカシー活動ではキャンペーン期間を作り、子ども兵士や人身売買の根絶を目標に掲げています。

日本支部は全国に協定地域組織と協力する契約を結んでいて、地域の社会や文化に根付いた宣伝活動や募金活動もしている組織です。

協定地域組織は展示会や学習会、緊急募金やグリーティングカードの取り扱いの協力もしているのです。

地域に関連組織を設置することでより宣伝活動に力を入れることができ、幅広い人たちに日本ユニセフ協会を広報出来るという仕組みになります。

地域組織のあるエリアに住んでいる人たちがボランティアに参加しやすくなったり、ネットワークも広がるなど一石二鳥です。

 

⒌日本ユニセフ協会への募金方法

日本ユニセフ協会に募金するときにはマンスリーサポートや任意の募金、遺産寄付などの方法があります。

ユニセフには、マンスリーサポートと言って毎月一定の金額を募金することが可能です。

長期的に世界の子どもたちの手助けが出来るのが魅力で、金額も自由に選べます。

銀行振り込みを選べば、自分の口座から毎月定期的に寄付が出来るので手間も省けるのでおすすめです。

任意の募金は一度だけの寄付で、金融機関やコンビニ、インターネットバンクなどから送金するシステムです。

経済的に余裕があるときに募金ができ、自分のペースでお金が送れます。

募金をすれば所得税や法人税での優遇措置を受けることができ、節税にも繋がります。

一部の地域では住民税の控除になることもあるので、各自治体に確認してみましょう。

自分の資産や故人の遺産を寄付するプログラムも便利で、非課税の対象にもなります。

寄付されたお金は開発支援事業費や運営費、民間との連携に使われています。

詳しい内訳は、日本ユニセフ協会のホームページなどで公開してるのです。

 

⒍ユニセフハウスも運営している

日本ユニセフ協会をもっと身近に感じられる場所として、ユニセフハウスも運営しています。

ユニセフハウスでは情報の発信の場所として活動していて、展示物で世界の現状や支援の内容を見学者に伝えている施設です。

発展途上国にある保健センターや小学校の教室の様子、緊急支援の現場の再現などもしているエリアも見どころになります。

ガイドツアーの実施もしていて、案内係の話を聞きながら見学が出来るのも嬉しいポイントです。

展示物の詳しい説明を聞けたり、補足情報を解説してくれます。

最終更新日 2025年7月28日 by koseyy

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